調剤薬局のM&Aがどんどん進行しています!

調剤薬局の画像

「あの薬局が〇〇に買収された!」という話、よく聞きますよね。実はこれって日本全国で起きている事なんです。

 

自分の身の回りで起きているM&A(合併吸収)は、日本全体の縮図であり、全国的にも調剤薬局のグループ化がどんどん進行しています。

 

こういった情報はなかなか調べても出てきませんので、矢野経済研究所のプレスリリースより、どれくらいのペースでM&Aが進行しているのか計算をしてみました。

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調剤薬局グループに関する調査から

矢野経済研究所が3月6日にプレスリリースした「調剤薬局グループに関する調査を実施(2016 年)」によると、

「2016 年の調剤薬局グループ数は 221 グループで、保有する店舗数は全国の保険薬局店舗数の 30.6%

という調査結果になっています。

全国の保険薬局 57,137 店、グループで保有する保険薬局店舗数は 17,476 店、30.6%という計算です。

 

では、2014年に同じく矢野経済研究所がプレスリリースしている「調剤薬局グループに関する調査結果 2014」の調査結果を見てみると、

「2013 年の調剤薬局グループ数は 210 グループで、保有する店舗数は全国の保険薬局店舗数の 26.0%

というものでした。

 全国の保険薬局 55,644 店、グループで保有する保険薬局店舗数は 14,484 店、26.0%という計算です。

 

 

次に、実際の保険薬局数の増減について2013年と2016年を比較してみます。

 

  2016年(店) 2013年(店) 増加率(%)
全国の保険薬局数 57,137 55,644 102.6
グループで保有する薬局数 17,476

14,484

120.6
個人薬局数 39,661  41,160  96.3

上場企業各社の決算を見てみると現在の店舗増加は「新規出店」よりも「M&A」によるものが圧倒的に多く、上記の表からは、

グループで保有する薬局数の増加はM&Aによる増加であると推測できます。

 

個人薬局数の減少に関しては「閉局」という数も含まれていますが、同じ理由でM&Aによる減少という見方が出来るのではないでしょうか。

調剤薬局グループのM&Aが進行する理由

調剤薬局の現状や今後の動向を考えると、以下のような理由が挙げられます。

 

・人口の減少

・医薬分業の伸び率鈍化

による全国の保険調剤薬局数の伸び率の低下により、大手薬局チェーンは新規出店のリスクを抱えている。

 

・調剤報酬額の継続的な減額

・「患者のための薬局ビジョン」実現のための資金力や薬剤師確保

による個人薬局の運営困難が薬局の売却に拍車をかけている。

 

ということで、グループ薬局と個人薬局との利害が一致し、M&Aがどんどん進行しているのではないでしょうか。

当然今後もこれらの外部環境要因が変化することがなければ、調剤薬局のM&Aは継続して行われることだと考えられます。

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