薬局の取扱処方箋数の計算をしてみよう!

パソコンを使用している女性

薬局は毎年3月31日までに前年1月1日から12月31日までに取り扱った処方箋数を届出ます。

 

薬剤師の皆さんは「薬剤師一人当たり処方箋枚数」など、取り扱い処方箋数には興味があると思いますので、この記事では薬局の「1日平均取扱処方箋数の計算方法」について書いていこうと思います。

 

「今日は一人で100枚調剤をした!!」などという話も良く聞きますが、そういった事例が法違反を犯していないのかを判断できるようになるといいですね。

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取扱処方箋数の届け出ルール

1年に1回、薬局の処方箋応需状況を都道府県に届け出を行うようになっています。

薬局の取り扱い処方箋数というのは調剤報酬の算定や薬剤師の配置員数の決定に必要な数字のため、届け出が義務付けられているということです。

 

では、取り扱い処方箋数の届出ルールを確認しましょう。

 

<対象>

前年において業務を行った期間が3か月以上の薬局で、前年の一日平均取扱処方箋数が40枚を超えている薬局

 

<計算方法>

1日平均取扱処方箋数=前年の総取扱処方箋数(注釈1)÷前年に業務を行った日数(注釈2)

注釈1:眼科・歯科・耳鼻咽喉科の処方箋数×2/3+その他の診療科の処方箋数

注釈2:調剤の有無に関わらず薬局として業務を行った日数

 

参考:東京都福祉保健局 取扱処方箋数届書

 

 結局は薬剤師一人当たりの応需処方箋枚数のチェックということですね。

1日の処方箋数では薬剤師員数を算出できません

「うちの薬局は薬剤師一人あたり50枚の処方箋を調剤してるから、これって違反だよね?」

っていうこと多いですよね。

 

私も過去、多くの薬剤師から「これって駄目ですよねー」と何度も質問された覚えがあります。

 

どこの薬局でも冬期には呼吸器系の患者が増えますし、耳鼻咽喉科の門前であれば花粉症シーズンに患者が増えます。

繁忙期には1日の一人あたり処方せん応需枚数が40枚を超えることは珍しくありません。

 

しかし、この繁忙期をとって「違反じゃないか?」というのは上記のとおり誤りになります。

「年間を通じた平均処方箋枚数」が取り扱い処方箋数になりますので、簡単に評価できないということですね。

 

まずは、在籍している薬局の処方箋数を計算してみてください。

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転職時に応需処方箋数をチェックするコツ

世間で言う一人当たり処方せん応需枚数と「現場で感じる」応需枚数とは乖離があります。

転職活動時に現場の薬剤師に聞くとしても、実際に取扱処方箋数を届け出している人しか処方箋数を把握していない場合がほとんどです。

 

なので、「だいたい〇〇位」という返事しか返ってこないことが多いです。

 

そこで、質問をこんな風にしてみるといいでしょう。

 

「忙しいときは処方せん一日何枚くらいですか?」

「シーズンオフは一日の処方箋は何枚くらいですか?」

 

こうすると、現場で働いている薬剤師は非常に答えやすくなりますし、実態にあった話が聞けるはずです。

 

例えば花粉症シーズンに転職活動を行えば、殺人的な忙しさで調剤をしている薬局など山ほどありますので、どの薬局を見ても「本来の薬局の姿」を見ることが出来ないと思います。

 

夏のお盆時期に転職活動を行えば、ほとんどの薬局の薬剤師は余裕のある仕事をしていると思います。

 

このように平均的な処方箋応需枚数を確認するということは、仕事全体の業務量を確認することにつながりますので、転職活動の際には必ずチェックすることをおすすめします。

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