週刊現代の残念な医療記事

取材するマスコミの画像

本当に残念な記事を書きますね、週刊現代。

 

「週刊現代」2016年9月24日・10月1日合併号で、

 

”マスコミが報じなかった重大な「薬と手術」ミスの数々

意外と身近な死のリスク”

 

という記事がありました。内容は… 興味があったら検索してみてください。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49769

 

もう医療関係者の信頼を完全に失ってしまった雑誌、そのうち消費者の信頼も失ってしまうのでしょうね。※あくまでも私見ですので、悪しからず。

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もううんざりです。

今回の記事は題名の通り、マスコミが報道していなかった医療現場の話ですが、

 

小見出しを挙げると、

 

1.ステロイドの大量投与で死亡

2.「古い薬」を出す医者がいる

3.病院はミスを認めない

 

の3本立て。

 

1番目は糖尿病患者にステロイドを大量投与し、患者を死亡させた事件の話です。病院側は医療ミスを全面的に認め、遺族との間で示談が成立しています。

 

2番目は「ノルバデックスとノルバスク」、「テオドールとテグレトール」のヒヤリハットを挙げて、未だにミスが絶えないという話と、今更ながらベゲタミンの製造中止を取り上げて、リバロ、ミカルディス、クレストールのような古い医薬品が悪であるかのような記事になっています。

 

3番目はあるあるの患者の苦情をまとめているものです。

 

今回の記事でまたまた患者を混乱させてしまいそうですね。

 

しかし今までの経緯の中でも、病院や薬局の真摯な対応によって、「週刊現代のいうことは大げさだ」、「やっぱり当てにならない」と週刊現代に対して不信感を持つ生活者が増えていることもまた事実。

 

自らの首を絞めるような記事を書き続ける週刊現代が残念でなりません。

週刊現代を残念に思う理由

今回の記事を見て思ったことがあります。

 

「この記事で何を言いたいんだろう?」

 

ライターや出版社の思いが伝わってこないっていうことが一番残念なところかと思いますが、それ以外にもいろいろありますので下に挙げていきます。

 

 

 

誇大表現を利用した題名ですが、”週刊現代を含むマスコミ”が記事にしなかったということは、その当時、それを記事にする価値がないと判断していたからではないでしょうか。

 

それをこの期に及んで記事にする週刊現代の目的ってなんなのでしょう?

 

和解”された遺族の方々がこの記事を読んでどんな気持ちでいるのか聞いてみたいです。

 

 

 

ヒヤリハットの問題は永遠の課題。

 

無くなることはありません。だからこそ薬剤師は様々な工夫を凝らしてヒヤリハットを減らす努力をしていますし、監査システムの導入など、資本も入れていますから現に減っています。

 

問題の本質も知らずに、ただのミスとして記事にするような記事は残念でなりません。

 

「外に出ると交通事故に合うから、一生家の中に居なさい」って言っているようなものだと思います。

 

 

 

古い医薬品については、医薬品の在り方を全く分かっていない人の考えです。

 

ベゲタミン…

 

これって使い方の問題であって、医薬品の問題ではありませんし。

 

「ベゲタミンでないと効かない」という患者にとっては災難な話です。

 

「新しいものが良い、古いものは悪い」という考え方は言語道断。

 

患者に対して効くか効かないかの視点でなければ、医療について記事を書いてほしくないですね。

 

それに別の視点で考えると、週刊現代は新薬の利用を進めているのですから、国策である医療費抑制に真っ向対立した記事を書いているということを分かっているんですかね。

 

この記事を見る限り、対立するだけの論拠が全く見えません。

 

 

 

最後に、「過去の事件を記事にした」的な題名がつけられていますが、実際に時系列が記載してあるのは「ステロイドの大量投与で死亡」のみです。

 

そのほかの内容は5W1Hが不明確。記事ってこのレベルでいいのかなぁ。

 

とにもかくにも題名と内容がマッチしていませんよ。

生活者が望んでいる医療記事は?

医療バッシングって1回の読み物としては面白いと思いますが、本当に消費者がそれを知りたいかと言えばそれはNOだと思います。

 

消費傾向からみても生活者が健康や医療に興味を持っているのは誰でもわかっていることですよね。

 

しかし、それって

 

「もっと健康になりたい」

 

「もっと良い医療を受けたい」

 

といった消費者ニーズの方がバッシング記事を越えているのではないですかね。

 

 

「まだまだ潜在化された消費者の医療ニーズを引き出すことが出来るのか?」

 

これがマスコミが世に与える影響であってほしいと本気で思っています。

 

 

消費者の味方である医師や薬剤師をバッシングし続けて、消費者が楽しみ続けられると思っているのだとしたら大きな勘違いです。

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