薬剤師がマジンドール転売で逮捕【まとめ】

手の上にのっている薬の画像

サノレックス(マジンドール)の転売で逮捕された薬剤師のニュース。

 

8月24日に投稿した記事は4日間で1000PV(ページビュー)に至りました。平均ページ滞在時間は5分40秒です。

 

読者の9割以上が薬剤師と考えると、非常に多くの薬剤師の皆さんが興味を持った事件ということになります。

 

そこで、あまりにも反響が大きかったため、事件に関して現在分かっていることについてまとめます。

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薬剤師逮捕のニュースについて

<事件の概要>

 

あおぞら薬局(福岡県大野城市)を経営する太宰府市水城、薬剤師、加藤聡容疑者(43)が昨年4~10月、処方せんが無いにもかかわらず、サノレックス(マジンドール)計約2万錠を販売した疑いで逮捕された。

 

加藤被告は同市下大利1で「あおぞら薬局」を2店舗経営。麻薬取締部が今年4〜6月に計3回逮捕(その後起訴)し、今月24日、福岡地検に追送検して捜査を終えた。

 

「金儲けのためだった。」と供述している。

 

<事件発覚の経緯>

 

平成28年1月に麻薬取締部が立ち入り検査に入った。約5万錠のサノレックスの仕入れ記録があったが、処方せんが無いことから不正販売の疑惑が浮上した。

 

<転売先>

 

SNSを通じて注文を受け、福岡県、東京都、大阪府などに住む9人の中国人に対して郵送や手渡しで販売した。

 

背景:サノレックス(マジンドール)中国の富裕層のあいだで「やせ薬」として人気があり、購入した中国人は中国国内で転売していた。

 

<販売額>

 

およそ430万円の利益を得た疑い。

麻薬取締部は(他の医薬品も含めて)不正に得た売り上げは約5000万円にのぼると見ている。

 

<マスメディア>

 

全国紙としては、

 

毎日新聞

朝日新聞

産經新聞

 

が報道をおこないました。

向精神薬の不正販売

薬剤師の皆さんであればご承知の通り「マジンドール」は向精神薬であり、言うなれば覚せい剤と同じ分類となります。

 

今回の事件は、麻薬取締部が逮捕したということで、「医薬品の不正販売」というよりも「麻薬類の密売」という見方をした方がいいでしょう。

 

昨年10月にも六本木でクリニックを経営している医師が同様の犯罪で逮捕されていますので、今後もこのような事件が起こり得るのではないかと思います。

 

 

そんなマジンドールですが、保険適応医薬品で唯一の効果となる「体重減少」。しかし、向精神薬なので医薬品の分類としては少々重いですね。

 

しかし、肥満症という疾患の治療薬が世の中に存在しないわけにはいきませんので、大切なことは「適切な管理・使用」なんじゃないかな、と思います。

 

重度の肥満症にのみ服用が許されているわけですが、マジンドールで命を救われた患者も星の数ほどいるのではないでしょうか?

 

高血圧、糖尿、高コレステロールなどによる心・脳血管疾患による死亡リスクは肥満症により高まるわけですから、非常に大切な医薬品であると思っています。

 

 

前回の記事でも書きましたが、

 

「ダイエット薬」「やせ薬」

 

といった軽率な発言によって、マジンドールの本来の医薬品価値が見失われることが無いようにしていただきたいと思います。

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