薬剤師の求人に異変あり【要注意】

腕組みをして考える薬剤師

定期的に薬剤師の転職サイトで求人状況をチェックしているのですが、ここ最近の求人状況に異変がありましたのでブログで薬剤師の皆さんにお伝えします。

 

現在、大手転職サイトの薬剤師の総求人数は順調に伸びているのですが、薬剤師の職種の中で求人数が減っているものがあります。

 

平成28年4月からスタートしたかかりつけ薬局(薬剤師)の影響とは思いますが、今後の薬剤師のキャリア形成にも影響してきそうな気がします。

薬剤師の求人状況

定期的に薬剤師の大手転職サイト、派遣サイトの求人状況をチェックしているのですが、いつもと違った薬剤師の求人状況を発見しました。

 

今回異変があったのは、平成28年7月と8月の職種別求人の増減です。

 

 

私が常にチェックしている求人項目は、薬剤師の職種別求人数と人気条件求人数ですが、

 

職種別求人は、

 

調剤薬局、ドラッグストア(調剤併設)、ドラッグストア(OTC)、病院、企業

 

の5つの職種になります。

 

 

先月(平成28年7月)までの傾向は、

 

調剤薬局の求人数が常に増加していて、その他職種については現状維持といった感じでした。

 

それが今月(平成28年8月)になると、

 

 

調剤薬局・・・求人増

 

ドラッグストア(調剤併設)・・・求人減

 

ドラッグストア(OTC)・・・求人減

 

病院、企業・・・変わらず

 

 

最も影響が大きかったのは、

 

調剤薬局の求人が今まで以上に増えたことと、ドラッグストアでの調剤・OTC兼任の求人が減っているということです。

 

ドラッグストア(OTC)、病院、企業の求人はもともとの求人数が少なかったため、大勢に影響はありません。

 

 

調剤薬局の求人が継続的に増えているのは、薬剤師一人当たりの調剤業務負荷が増えている為です。

 

1店舗当たり薬剤師数は年々上昇し、薬剤師一人当たり処方箋応需枚数は年々下降しています。

 

 

中でも今回の異変で注視しなければならないのは、ドラッグストアの調剤・OTC兼任薬剤師の求人が減っていること。

 

平成18年の薬事法大改正(登録販売者の誕生)以来、ドラッグストアの調剤・OTC兼任薬剤師の求人は減り続け、現在では横ばいの状況でしたが、今年8月の調査で大きく求人数を減らすこととなりました。

 

求人市場が求める薬剤師像ではなくなってきたのではないでしょうか?

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かかりつけ薬局と薬剤師ニーズの関係

この薬剤師の求人状況を受けて、薬剤師の市場ニーズが浮き彫りになったと感じています。

 

かかりつけ薬局(薬剤師)のあるべき姿、厚生労働省が発信している「患者のための薬局ビジョン」から、薬剤師ニーズを考察すると、

 

○求められる薬剤師の業務は調剤・在宅を中心としたものである

 

○調剤に特化した高い専門的スキルを持つべきである

 

○調剤以外の業務は一般用医薬品、介護用品、衛生用品の販売である

 

※薬剤師が上記以外の業務をこなすだけの時間的余裕はない

 

と考えられます。

 

近年の傾向である、

 

「ドラッグストアでも薬剤師は調剤専任」

 

という働き方が、今後の薬剤師の働き方にマッチしているのだということです。

 

求人探しで注意すること

薬剤師の仕事に関するルール(法律など)が常に変化している以上、薬剤師に求められることも変化しますし、薬剤師ニーズも変わります。

 

今回は”かかりつけ薬剤師”という新たなステイタスが誕生したことで、薬局側の薬剤師に求める働き方が変化したでしょうし、求めるスキルも変わったことでしょう。

 

 

上記の通り、「ドラッグストアで何でもこなす」薬剤師は”かかりつけ薬剤師”として必要とされなくなるのではと思います。

 

また、選考面接での評価基準も”より高いコミュニケーション能力”が求められるようになるでしょう。

 

 

これからも薬事行政の変化に伴って、転職市場に変化が起こることも多々あろうかと思いますが、

 

その時は「先を読む転職」をしないといけないですね。

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