転職が【恐怖】すぎた薬剤師。結果こうなった。

恐怖に怯える女性の画像

ネットでは転職失敗者の声がウヨウヨとあふれています。当然薬剤師の声もたくさんあります。

 

2015年に転職した方は、日本全国で298万人(出典:総務省統計局労働力調査(詳細集計)第6表   現在の就業状態,年齢階級別過去1年間の離職経験者数)

 

この分母数を考えれば、転職に失敗してしまった一部の人たちの書き込みだというのは明らかなんですが、人の気持ちってそんなに簡単に割り切れないものですよね。

 

そんな中、私が人事をしていた時代に採用した「転職に恐怖おののく薬剤師」の話をさせていただきます。

転職が怖い・・・

「転職が怖いなら、しなきゃいいじゃん!」

 

って、転職を考えたことのない方は思っているはずですw

 

ここの話はそうではなく、

 

「転職したいのに」という言葉が前につきます。

 

 

結構多いですよね。

 

私みたいな楽天家であっても転職活動をするときには頬がこけてしまうくらいでしたので、一般的な方でしたら「転職するのが怖い(不安)」というのはすごく頷けます。

 

なんでそんなに怖いのかと言えば、

 

 

「転職失敗でこんなひどい目に遭いました」

 

的な話がネット上でウヨウヨしているからに他なりません。

 

 

一部の薬剤師さんでは「知り合いの人がひどい目に遭って…」という身近な話もあるかもしれません。

 

そりゃそうです。

 

少なく見積もって10人に1人が失敗しているとしても、年間に30万人が転職失敗している計算ですので。

 

 

かと言って、自分は失敗しないのでという保証はありませんし。大門ではないので…

 

 

ということで、転職したくても恐怖いっぱいの薬剤師さんのお話をさせていただきます。

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転職するのが怖くてたまらないCさんの話

当時、薬剤師の採用担当をしていた私に、ある薬剤師人材紹介会社のコンサルタントから電話がありました。

 

「ちょっとご相談したい薬剤師がいるんですが…」

 

少し嫌な予感はあったものの日頃から信頼している会社でしたので、

 

「マッチングしない人を紹介してくることはないな。」とその話を伺いました。

 

 

人材紹介会社のコンサルタントは少しオドオドした声で、

 

コンサル「すっごく良い方なんです。しっかりしていて、性格も温厚でキャリアも薬局で10年以上ありますし。」

 

私「おっ いいねぇ!」

 

コンサル「でぇ 相談したいというのは…」

 

私「何かあるの?」

 

コンサル「実は、転職が怖くて転職できない方なんです。

 

私「…どういうこと?」

 

コンサル「転職するのが怖いんです。」

 

私「・・・」

  

こうしてまずは一度”面談”という形で薬剤師Cさんのお話を聞くことになりました。

 

 

 

後日、コンサルタントと薬剤師Cさん(40代女性)に会社へ足を運んでもらって面談を行いました。

 

本題に入る前にいろいろと話を聞き、Cさんの人となり、キャリアが確認できた後、率直に話を聞きました。

 

 

私「転職するのが怖いって伺ったんですが…」

 

Cさん「すみません。」

 

申し訳なさそうにCさんがポツリと言いました。

 

私「いえいえ謝ることじゃないですよ。怖いっていうのは転職で失敗したとか?」

 

Cさん「いえ、失敗するのが怖いんです。

 

”なるほど!”

 

よく聞けば、周りの薬剤師仲間やご主人などから、薬剤師の転職失敗の話を聞きすぎてしまって、すべてのことが不安になってしまったということです。

 

パートでの勤務希望でしたので、一度入社してしまったら異動がありません。

 

しかも、子供が小学校に入学して「これから仕事も頑張っていきたい!」「どうせやるなら同じ店舗でずっと仕事をしたい。」というモチベーションの中でしたので、

 

「店舗スタッフに怖い人がいたらどうしよう。」

 

「雰囲気が悪い薬局で働くのは嫌だな。」

 

「理不尽な会社じゃないかな。」

 

「パワハラやセクハラがあったらどうしよう。」

 

などと、ありとあらゆる事がすべて不安になってしまったということでした。

 

転職に対する考え方は人それぞれですし、私のような楽天家には思いもよらないお話しだったのですが、Cさんの人柄を考えたらすごく納得できる話でした。 

いろいろと検討した結果

当然ですが、私から薬剤師Cさんに”不安を払拭できるような話”をしました。

 

それでも知人からの転職失敗の刷り込みは大したもので、転職の恐怖からは抜けきれません。

 

 

そんな中、コンサルタントが、

 

「あのー 紹介予定派遣の受け入れは出来ますか?

 

と一言。

 

Cさんの表情を伺うと、「この提案を知っていた、というか紹介予定派遣ありき」だったようです。

 

完全に確信犯

 

当時(2014年)、紹介予定派遣の知識としては持っていたものの受け入れ実績がなく、かなり考えました。

 

 

Cさんのキャリアと人柄を考えるとどうしても採用したい

 

 

会社としては経費が掛かりますが、信頼ある薬剤師を採用するのが自分の仕事と思い、

 

その場で「いいよ。」と即決しました。

 

 

我ながら楽天家www

2か月経過ののち

まずは派遣として勤務し、何事もなく1か月強が過ぎた頃、

 

「すごくいい職場です!是非入社させてください!」

 

紹介予定派遣が成立しました。

 

 

薬剤師Cさん、店舗スタッフそして患者にとっても最善の結果となり、私としてもホッとしたのを今でも覚えています。

 

初めての紹介予定派遣の案件が”コンサルタントの仕込み”だったわけですが、ここで学ばせてもらったことは

 

 

転職方法の多様性

 

です。

 

薬剤師に限らず、「転職方法というのは決まりきったやり方だけではないんだ」と気づかせてもらった一件でした。

 

コンサルタントさんに感謝です。

紹介予定派遣が気になる方に

通常は試用期間という形で、入社した人が会社を見定める期間があるものですが、紹介予定派遣の場合は入社せずに”派遣として”その会社の内部を知ることが出来ます。

 

「お互いに問題なければ派遣期間終了後に直接雇用」という仕組みです。

 

すごく良い仕組みなんですが、超売り手市場でなければ成り立たないものです。

 

せっかく薬剤師というお宝資格を持っているわけですから、利用するのもいいかもですね。

 

サイト内で紹介予定派遣での転職方法を説明してますのでご参考ください。

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