薬剤師の年収ってどうにかならないですかね。

男性薬剤師の画像

薬局病院で働く薬剤師の年収…。嘆いてもしょうがないんですが上がりませんね。

 

これって会社云々の問題じゃなくて、法制度に原因があると思っているんですけど皆さんはどう思いますか?

 

転職してきた薬剤師の給料の貼り付けの仕事をしていたんで、この問題にはすごくモヤモヤしてます。

 

薬剤師みんなで考えたい問題です。

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年収額を決定する前に、薬局の利益ってどれくらい?

給料は当然薬局や病院の利益から支払われるので、まずは”薬局の利益”について考えてみたいと思います。

 

一人があげる利益が増えないと年収は絶対に上がりません!

 

結局、薬局は会社として運営されてますんで”医療提供施設”といえども経済には逆らえないですねー。

 

薬局の粗利益 = 売上高(処方箋枚数×1枚単価) - 商品原価

処方せん1枚当たりの利益を計算してみましょう

まずは基本情報を見て見ましょう。

 

平成26年度の総処方箋枚数は、8億0359万枚

調剤医療費は7兆1515億円でした。

 

処方せん1枚当たりの医療費は8,899円です。

 

そのうち、薬剤料が6,684円、特定保険医療材料料が15円。技術料が2,200円です。

 

薬価差益(平均乖離率)は平成25年9月取引分のデータで8.2%でした。(中医協データ)

 

処方せん1枚当たり利益 = 6,684×0.082+15+2,200 = 2,763(円)

 

※出典:調剤医療費(電算処理分)の動向の概要~平成26年度版~

経費を引くと…

これは概算になってしまいますが、薬局の運営に係る費用を利益から引いていきます。

 

家賃(売上の5%)、設備費(売上の10%)、光熱費雑費(売上の5%)

 

が一般的な経費と仮定すると、

 

利益の残 = 2,763円 - (8,899×0.2)円 = 985円

 

になります。

薬剤師一人あたりに換算してみます

平成26年度の調剤薬局に従事していた薬剤師は161,198人です。

 

発行された処方箋枚数から算出すると、

 

一人当たり応需処方箋枚数 = 8億0359万枚 ÷ 161,198人 = 4,985枚

 

ゆえに、

 

薬剤師一人当たりの最終利益額 = 4,985枚 × 985円 = 491万225円

 

これが年収の計算です。

 

ただし、社員・パートを全て含めての計算ですので、”やっぱ低いなー”というイメージだけ持っていただければと思います。

薬剤師の年収を上げるためには

ただ、会社に「給料上げてくれー」と言ったところで、上がるわけありませんし困ったものです。

 

給料を上げるために必要なことは、

  1. 一人当たり処方箋応需枚数を増やすこと
  2. 処方せん1枚当たり単価を上げること

以上の2つなのですが、いろいろ問題だらけなので見てみましょう。

一人当たり処方箋応需枚数

現状でいうと

 

薬剤師一人が年間4,985枚なので、1日あたりに計算するとおよそ20枚です。(ただし、パート含む)

 

現在は法律上1日40枚までがMaxなので、単純に倍までは年収を上げることができる計算です。

 

しかし!!

 

皆さんもご承知の通り、薬局の業務内容は増える一方で、実質的な一人当たり処方せん応需は減っていく一方ですよね…

処方せん1枚単価

年々上がってはいますが、現在の医療費問題を抱えていたら急上昇は厳しいかも…

 

出来ることと言えば技術料獲得の取り組み強化とジェネリックで利益率の向上ぐらいですか…

 

皆さんはもう一生懸命やってますよね。

 

現状は行き詰っている感が大きいです。

あきらめるな!頑張ろう!

ネガティブな情報になってしまってスミマセン。

 

でもでも、薬剤師が背負っている仕事と責任はいつの日か報われる時が来るはずです!

 

そして在宅医療のように、薬剤師に求められる新しい職務がこれからも増えてくるでしょう!

 

責任が増えれば、報酬もアップします。

 

「薬剤師ここにあり!」

 

てな感じで、薬剤師を必要としている人のために頑張りましょうね!

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