薬剤師の転職~社員・契約社員どちらを選びますか?~

正社員か契約社員かで迷っている女性の画像

一家の大黒柱の方にとっては社員で働くことに迷いはないかとは思いますが、ここでは「子育てをしながら」とか「介護をしながら」働く皆さんにとって必要な情報を記載していきます。

 

「収入と安定は必要、でも家のことと両立が不安」という方が多いと思います。このような時に、雇用形態を選ぶ判断材料としていただければ幸いです。

 

社員といっても正社員と契約(嘱託)社員に分かれます。その働き方とプライベートに対する影響は大きく異なりますよね。

 

イメージとしては「正社員は縛りが大きい、契約社員は雇用が不安定」というところが不安な部分かと思いますが、もうちょっと踏み込んだところで解説して行きます。

- 目次 -

※下記ページ内記事の見出しをクリックすると文の先頭にジャンプします。 

1.雇用の条件と会社選び

 1-1 正社員の雇用条件

 1-2 契約社員の雇用条件

2.年収その他の条件

 2-1 正社員が受けるメリットとは

 2-2 契約社員のその他の条件

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雇用の条件と会社選び

まずは、雇用する側として「求職者がどのような働きが出来れば」雇用できるのかという話をしていきます。この条件は会社にとって様々ですので、あくまでも一般的なお話として目を通していただけたらと思います。

 

現代は雇用の多様性が求められていますし、薬局・ドラッグストアは薬剤師が働きやすいように条件設定している会社が多いですね!しかしどうしても会社にとって譲れないところ」がありまして、そのボーダーラインを会社ごとに見極めていくことが会社選びになると思います。

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正社員の雇用条件

正社員というと「会社に拘束される」イメージが有りますよね。これはこれで正しいと思います。子育てをしながら正社員で働くことは並大抵の努力では厳しいということは、この「拘束」のイメージから来ているのではないでしょうか。

 

さて、一般的な「正社員で雇用する条件」を下に挙げてみます。

  1. 会社の辞令を受けて、定められた店舗で勤務すること
  2. 配属店舗の営業時間の中で勤務を行うこと
  3. 配属店舗の営業日に出勤すること

以上が正社員の雇用条件です。要約すれば「いつでもどこでも働けること」ということです。会社によっては「地域限定正社員」という制度もありますし、「出勤曜日限定の正社員」という制度もあるようですので、あくまでも一般的な条件と考えてください。

 

さてここで、「どうしても会社にとって譲れないところ」について考えてみます。

会社には多くの従業員が勤めています。その従業員が円滑に職場で働くことができるように定められたルールが「就業規則」などの規程です。そして、差別なく働くことができるように「雇用条件」が定められています。

 

ですから、「あなただけ店舗は異動なしでいいですよ!」なんてことは絶対に言えませんし、もしそのような会社があるとしたら、従業員差別をしている会社と思っていいでしょう。コンプライアンスの意識が低い会社は「どのようなことが起こっても」不思議では有りません。

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契約社員の雇用条件

正社員とは異なり、非常に柔軟性のある雇用形態です。はっきり言えば、「家庭との両立」を目指すなら契約社員でしょう。

 

 ただ、契約社員というと不安定なイメージがありますよね。ネガティブに受け取られがちですけれども、”今なら”契約が1年で終了、なんてことはありません!(普通に業務にあたっていればの話です)

 

私が所属していた会社でも10年以上「契約更新しません」ということは一人もいませんでした。さらに「雇止め問題」以降、「2回の契約更新をした従業員は無期雇用と同等にみなされる」との見解もあり、3年勤めていれば「更新無し」なんてことは発生しませんので、その点は安心して良いのかと思います。

 

さてここで、どのような場合に「契約社員」という雇用が発生するのかを下に挙げます。

  1. 通勤時間を一定の時間内に抑える場合(店舗固定含む)
  2. 決まった時間に業務を開始・終了させる場合
  3. 決まった曜日に休日を取る場合
  4. 週40時間の業務ができない場合

4番の週40時間未満の契約社員勤務については、まだ世間一般には広がっていないかもしれませんが、1~3番については大半の会社で受け入れてもらえる条件になっています。ただ、「土日祝日を絶対に休みたい」、「毎日18時に終了したい」等の多くの方が希望する条件はかなりの人気ですので、求人があるかどうかは「タイミング」です。

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年収その他の条件

入社すると正社員・契約社員とで見える所、見えない所の「待遇の差」があります。

給与・福利厚生・その他でさまざまな違いがありますので、これらを考慮して最終的な雇用形態を決定してください。

※正社員と契約社員との差よりも契約社員とパートとの差のほうが大きいです。週40時間働ける方は、社員を選択しましょう!

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正社員が受けるメリットとは

まず、給与についてはその会社で定められた給与の最大額が支給されます。そして(業績にもよりますが)賞与の支給もほとんどの会社がしていることと思います。

 

まず、年収を最大限に上げたいという場合には正社員の道しかないということです。そして、正社員に与えられる給与に付随したもう一つのメリットは「キャリアアップ」が可能ということです。店長・薬局長になれば年収50万円ほどは上がるのではないでしょうか。さらに、上を見ればきりがないのですが、課長・部長・役員の階段を上る権利が与えられているのは正社員だけです。

 

次に福利厚生の話です。保険やら何やら目に見えない部分が多く、この福利厚生のメリットというのが軽く見られがちですよね。しかし福利厚生を全て受けることができると「一人当たり月10万円以上」の費用を会社は負担をすることになります。年間でいうと100万円を超える支出ですから会社としての負担の大きさがわかると思います。

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契約社員のその他の条件

契約社員の一番のメリットは「勤務条件」です。こんなにも融通の利く働き方は薬剤師ならではでしょう!

では、それ以外の雇用条件は世間一般的にどのようになるのか下に上げてみます。(大きな部分だけです)

  1. 年収が少なくなる
  2. 賞与が支給されない
  3. 昇給がない
  4. 退職金制度が適用されない

以上の4点が知っておくべき条件でしょう。ただし、2・3番は柔軟に対応してもらえるはずです。年収を12か月で割るのか賞与も含めて分割するのか、希望には応じてもらえると思います。

 

やはり大きな問題は年収の差ですよね。どれくらいの年収提示が適正かわからないという問題が発生するはずです。一応対処法を記しておきます。

 

まずは、正社員年収との比較です。私がご案内している人材紹介企業であれば、その企業の正社員想定年収提示が分かるはずですので、確認してみてください。正社員と比較したときに年収差が10%程度であれば適正な年収と言えるでしょう。5%前後であれば文句なしです。

 

次にパート比較ですが、パートの想定時給を下回らなければ問題なしです。「じゃあパートでいいのでは?」となるかもしれませんが、福利厚生の部分で雲泥の差が出てきます。現代の雇用問題におけるの賃金目標で「同一労働、同一賃金」という言葉がありますので、「勤務条件の柔軟性」がパート並みに恵まれていながらも「福利厚生」の恩恵を被るという、「同一賃金でも待遇が上」というように捉えていただければと思います。

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