転職失敗事例から薬剤師の転職活動を学ぶ

転職失敗をした女性薬剤師が悔しがっている画像

薬剤師の「転職失敗」という言葉を良く耳にします。

 

特に転職サイト(人材紹介会社)を利用して失敗した話がネット上にウヨウヨとありますが、実際には人材紹介を利用した以上に自分で転職先を決めた方の失敗の方が多いと思います。

 

なんといっても失敗の一番の理由は「情報不足」だからです。人材紹介で入社した場合は、コンサルタントからより多くの会社情報を聞けますので自分で転職するよりは失敗が少ないはずです。

 

どちらにしても結局は「選んでしまった自分」の責任になってしまいますので、下に挙げるような失敗にならないよう、慎重に転職をしましょう。

- 目次 -

 

※下記ページ内記事の見出しをクリックすると文の先頭にジャンプします。 

1.転職失敗の声

 1-1 給料に関する失敗談

 1-2 配属に関する失敗談

 1-3 勤務に関する失敗談

 1-4 休日に関する失敗談

 1-5 その他の失敗談

2.転職で失敗しないために

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転職失敗の声

薬局・ドラッグストアにて薬剤師の採用の仕事をしていた経験上、転職に失敗した薬剤師の生の声を良く聞きました。

 

普通では想像もできないような失敗もあれば、どう聞いても自己責任と思われる失敗まで様々です。「もう少し慎重に転職活動をしておけば、こんなことにならなかったのにな。」という内容が大半で、そんな薬剤師を見て「どうにかならないものかな。」と思っていました。

 

このページでは、実際に転職に失敗した薬剤師の生の声を皆さんにお読みいただいて、その転職失敗に関する対策を記していきたいと思います。

 

ご覧になっている皆さんの転職成功を祈っております!

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給料に関する失敗談

👉「給与以外は前職のほうが全て良かった。」

 

この薬剤師は年収アップの目的で転職活動をおこなって年収提示の一番高かった薬局へ入社したのですが、休日日数、労働時間、福利厚生、人間関係など年収以外のすべての点において条件downしてしまったということです。

 

提示年収だけで転職を決めてしまうと、最悪このようになってしまいます。給料も大切ですが、日々過ごす職場環境のほうが大切だと思いませんか?結果として「転職しなければよかった」ということになってしまいます。

  

 ◆ 対 策 ◆ 
転職時に選考合格した会社から出される”採用通知”の中に、待遇や勤務に関する情報がすべて記載されています。これは人材紹介会社経由であれば100%提示されるものです。
現職の条件を書き出して、項目一つ一つを比較しましょう。店舗までの通勤時間であったり、年間休日や福利厚生などもです。一番わかりやすいのが、時間単価の計算です。
例えば、年間休日120日、1日8時間労働、年収500万円であれば「時給2551円」です。それに対して年間休日110日、1日9時間労働、年収550万円だと「時給2396円」になります。
外見上だけではなく、労働対価の見方をしなければいけませんね。

 

👉「入社したら昇給がほとんどない会社だとわかった。」

 

年収もその他の条件も希望を満たすということで入社をしたら、店舗の薬剤師から「昇給はないよ。」と言われたそうです。転職活動時に給料についてはあくまでも「スタートライン」ということで高い希望を出していなかったのにも関わらず…。

 

長く勤務を続けていくには、入社時の条件以外にも入社した後の事を確認をしなければなりません。特に、給料や休日に関しては直接生活に影響を与えるものですので、「聞いてなかった」ではすまないですよね。

 

 ◆ 対 策 ◆ 
入社時の待遇以外に、後々のことを根掘り葉掘り聞くのに気が引ける方も多いかと思います。しかし、ここで聞かなければ一生涯後悔することになるかもしれません。
確認すべきは「ボーナスと昇給」のこと。それ以外には「店舗異動の頻度、平均の通勤時間、休日出勤頻度、残業の実態、有給の取得率」ぐらいでしょうか。
これらは「退職理由」になってしまうくらい労働者にとっては大きなことです。
ですから確認するのが一番なんですが、「そんなこと会社に直接聞けない」ですよね。
ここで力になってくれるのが、人材紹介会社のコンサルタントです。事前に持っている情報もたくさんありますし、もし知らなければコンサルタントが問い合わせてくれます。

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配属に関する失敗談

👉「雰囲気の悪い店舗に配属されてしまった。」

 

特にチェーンストアを展開している会社では、このようなことは”あたりまえ”と思っていたほうが良いでしょう。もしくはこのような”失敗談”が語られるということは、この方は良い仲間と仕事をしていたんだなって思います。

 

配属された店舗内の雰囲気に関しては、配属された店舗で”うまくやっていく”しかありません。中には「新しい人が入ってきて店舗内の雰囲気が変わった」ということも往々にしてありますので、自分が加わることでプラスに働けばいいですね。

 

 ◆ 対 策 ◆ 
入社して最初の店舗配属は何かしらストレスがかかります。そこで人間関係の問題があると、早期退職につながってしまうことが多いです。
まずは、 最初の配属店舗の店舗だけは見学をしておきましょう。患者として行くのではなく、実際に店舗見学を申し入れて裏側まで見せてもらいましょう。
スタッフ間のやりとりで雰囲気が見えますし、ギクシャクしていれば入社のお断りをすれば問題ありません。
店舗見学についてもコンサルタントが調整してくれますので、気軽に申し込んでみてください。

 

👉「前職よりも通勤時間のかかるところで働いている。」

 

 チェーンストアの通勤時間は1時間半程度であれば普通です。実際には「遠い」と感じますが「そんな遠くに配属されないだろう」と思い込んで転職してしまう方が多いですね。こういった条件もしっかりと踏まえた上で転職したほうがいいです。

 

 ◆ 対 策 ◆ 
入社する会社の店舗が通勤拠点から30分圏内、1時間圏内、1時間半圏内に何店舗あるのか確認しておきます。

 

例えば、「30分圏内1店舗、1時間圏内0店舗、1時間半圏内3店舗」であれば、1時間半の通勤時間は最初から覚悟しなければなりません。

 

たとえ最初の配属が最寄りの店舗だったとしても、ルールで通勤時間は1時間半圏内と決まっているのであれば、店舗異動があることを前提で入社することになります。

 

出来れば1時間圏内に5店舗~10店舗の店舗がある会社を選ぶほうが良いでしょう。

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勤務に関する失敗談

👉「残業無しと言われていたにも関わらず、毎日残業の日々が続いた。」

 

 これは良く聞くパターンですね。ホントに多いです。失敗して元の会社への出戻り入社の方もいました。調剤薬局では薬剤師の採用をしたいがために、面接などであることないことをつい言ってしまうケースがあるようです。”つい”では済まされないんですけれども。

 

でも実際にこういうケースがあることも頭に入れておいたほうが良いでですね。

 

 ◆ 対 策 ◆ 
まず、言いたいのは「残業無」という会社には入らないことです。
「ほとんどありません」なら分かりますが、調剤薬局やドラッグストアで残業が無いと言い切るのは厳しいですよね。いつ、どれだけの患者がいらっしゃるのかわからないのですから。
確認することは、繁忙期と閑散期の平均残業時間です。このように多少でも詳しく質問をすると、はぐらかすことが出来なくなる人が多いみたいですよ。
現場を知っている皆さんでしたら承知していると思いますが、「残業は○○くらいです。」なんて一言では言えません。
例えば、繁忙期の平均残業時間がおよそ2時間、閑散期は残業ほぼ無、1年を平均すると「1日30分以内」になります、という答えがもらえたら良いでしょう。
これで、繁忙期に「2時間も残業するなんて聞いていない!」ってことも無くなります。

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休日に関する失敗談

👉「入社前に休日出勤しなくていいと言われていても、ほかの薬剤師が出るから出ざるを得ない。」

 

案外このような薬剤師が多かったです。「休日出勤はしなくていいですよ。」と言われていたにも関わらず、入社して働いてみると、自分以外の薬剤師が交代で休日出勤をしていました。

 

さて、あなただったらどうしますか?「人事の方に休日出勤しなくていいと言われているんで…」なんてその他のスタッフに言いづらいですよね。

 

実際にほかの薬剤師が交代で休日出勤している中、自分だけ休日出勤をしないと「人間関係が悪くなって・・・」という別の悩みを抱える結果になることもあります。

 

 ◆ 対 策 ◆ 
休日出勤が必要な薬局は結構ありますので、店舗の人員体制と現在の平均休日出勤日数を確認しましょう。
配属される薬剤師人数はずっと一定ではありません。もしかしたら、あなたが入社することで店舗のシフトが安定するかもしれませんし、入社しても別の薬剤師が異動でいなくなるのかもしれません。
店舗の標準配属人数が決まっているはずですので、それを確認したうえで入社後のイメージをするのが良いと思います。

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その他の失敗談

👉「病院の仕事は自分には合わなかった。」

 

病院に憧れて入職したにも関わらず、実際にする業務が自分に合っていなかった方も結構多いです。特に患者様とのコミュニケーションにやりがいを感じている方は要注意です。現在の薬学生の実務実習後の感想を聞いても「薬局の方が患者との距離が近い」「病棟でのコミュニケーションは質が違う」という意見ばかりです。

 

自分の適性に合った仕事をするのが重要ですので、しっかりと仕事の内容を確認したうえで転職をしましょう。

 

 ◆ 対 策 ◆ 
大切なことは業務内容を知ることです。これは病院だけの話でなく、薬局やドラッグストアに対しても同様です。
実際に働いたことのない仕事をするのであれば、1日の流れや、やりがい、辛いことなどを聞いておきましょう。
口コミではなく実際に自分の目と耳で確認しなければなりませんので、この場合も職場見学をさせてもらい、実際に働いている薬剤師の生の声を聞きます。現場をよく知るコンサルタントから成功談、失敗談を聞くのもよいでしょう。
最後にはいろいろと情報を収集したうえで自身の判断となりますので、”思い込み”だけはやめていただきたいと思います。

 

👉「あまりにも体育会系の社風が自分には合わなかった。」

 

その会社の風土文化は入社するまでわからないことが多いですね。しかも会社というのは統制を大切にしていますので、俗にいう”体育会系”的な場所が多いです。

 

基本的には「会社はすべて体育会系である」と考えておいたほうが良いでしょう。しかし、部活動並みの要求を社員に求めるのは行きすぎです。良い意味での体育会系の会社を探すのがベストの選択になると思います。

 

 ◆ 対 策 ◆ 
会社の風土文化はある特定の転職サイトのコンサルタントがよく知っています。
事前に確認をしておくとなれば、実際にそこで働いている人の生の声を聞くか、内情をよく知るコンサルタントの話を聞くのが一番です。
転職サイトについては、総合ランキング第3位のマイナビ薬剤師と第4位のファルマスタッフが取引先の内部事情にまで幅広い情報を持っています。
転職先の細部にわたる情報を事前に知りたい場合は、この2社での転職活動をおすすめします。

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転職で失敗しないために

いろいろと転職失敗者の生の声を見ていただきましたが、実際にはまだまだ多くの転職失敗事例があります。

 

多くの薬剤師が「面接のときと言っていることが違う」というように、入社時点での入社動機と実際の環境との差から「転職失敗」となっているようです。

 

これから転職をする皆さんにおいては、「あくまでも自己責任」を頭に入れて、”とにかく確認”を常に実行することで転職成功に近づけるのではないかと思います。頑張ってください!!

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