薬剤師のブランク後の転職【成功マニュアル】

ブランクに悩んでいる女性薬剤師の画像

ブランクを作った後の転職薬剤師にとっても不安要素ですよね。

 

しかしこのマニュアルに沿って転職活動をすれば、しっかりと調剤薬局に復帰できますのでご安心を!

 

ただ、何点か事前に知っておかなければならないことがありますので、冒頭で触れさせていただきます。

 

薬局業界の変化には目まぐるしいものがありますので、それを知った上で転職したほうが成功に近づきます。

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ブランク前と後でのギャップの大きさ

薬剤師の皆さんの中には「ブランク前に10年勤めていたから大丈夫でしょう!」という方もいるかもしれません。

 

もちろん調剤のキャリアは十分なのですが、その業務を”いつ”していたのかが薬剤師ブランクの問題になっています

 

新薬の発売がブランクの間にどれだけあったのかというのは当然重要なネガティブ要素ですが、それ以上に調剤自体のルールがいろいろと変わっていますので、「今まで通り」とはいかないことを事前に知っておいた方が良いと思います。

 

ただ、ブランク後の薬剤師の転職に関しては薬局それぞれの考え方を持っていますが、ほとんどの場合は「新しく仕事を覚える気持ちがあれば問題ない」という状況です。

 

その点については心配しないでくださいね。 

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薬剤師業務の変化からブランクを埋める

日本薬剤師会 薬局における調剤業務の変化
薬剤師の将来ビジョン(日本薬剤師会平成23年より引用)

上の図は、1960年当時から現在に至るまでの調剤薬局での業務内容の変化について説明したものです。

※この資料は日本薬剤師会から引用しているものですので、難しそうな項目ばかりですが、現場に戻ればすぐに吸収できるはずです。

 

第一世代(薬剤師法施行当時:1960年)に比べ、第5世代(現在の調剤薬局の業務内容)の薬剤師業務には9倍の項目があります。

ブランクがある皆さんは、どこの世代の調剤業務まで対応できているでしょうか?

例えばジェネリック医薬品の調剤一つをとっても、処方箋受付から薬歴の管理までルールがどんどん新しくなっていますし、在宅調剤に至っては、全くの新しい職域です。

 

これらの業務に対して”現在対応できないことがブランク”ですので、どれくらいの期間があればブランクを埋められるのかをおおよそで構いませんので知っていれば良いと思います。

 

例えば、2010年位から調剤薬局業務の内容が毎年大きく変化をしていて、特にジェネリック医薬品の取り扱いやモニタリングおよび薬歴の管理方法については、各社で戦略的な手法を使っています。

 

こういった流れの中で、近年起こっていることが「新しく入った(ブランクのある)薬剤師は調剤はできるけど、管理が全くできない」といった問題です。

 

管理面において薬剤師の責任が非常に問われるようになった現代調剤で活躍するためには、このようなブランクによるマイナス面があることを知っておいたほうが無難ですよね。

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ブランク期間と転職に与える影響

調剤した医薬品の画像

ブランクが長ければ長いほど転職に対する影響が大きくなります。しかし、以前の経験はいろいろな面で考慮され、待遇にプラスされるのも確かです。

 

ここでは、調剤薬局の採用側がどのようにブランクを捉えてどのように採用や待遇を決めているのか説明していきます。

  • ブランク以前のキャリアは、調剤業務の基本が出来ているかどうかを判断しています。
  • ブランクの長さは、調剤業務をどこまで(時代の流れとして)知っているか判断しています。
  • ブランク以前の就業先の業務内容を確認して、現在求められている薬剤師業務が適切に出来るかの判断をしています。

これらを踏まえて採用するしない、そして待遇を決めます。当然、ブランク前のキャリアが長く、ブランク期間が少ないほうが有利です。

 

更には管理薬剤師などのマネジメント経験は大きなプラスとしてとらえられます。これは、仕事全般に対する責任感が養われているからです。ある意味強気な転職活動をおこなっても良いですね。

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ブランクがある薬剤師の転職マニュアル

「ブランクがあっても全然大丈夫です。」的なサイトがたくさんありますが、現場で採用を行っていた私としては”全然大丈夫じゃないですよ”と伝えておきます。

 

過去に約1000名の薬剤師採用に携わりましたが、ブランクのある薬剤師は採用率や好待遇率で考えても大丈夫とは言えません。

 

採用試験に落ちてしまうことはありますし、採用となっても待遇面でいろいろと差し引かれてしまう場合が多いです。

 

しっかり対策を練らないと良い転職にならない可能性の方が高いですので、その点しっかりお伝えしていきます。

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ブランクのある転職のポイント

転職活動をするにあたり、必ず押さえなければならないポイントは

 

  1. ブランクのある薬剤師の位置づけを知る
  2. 好条件の薬局の探し方
  3. 選考対策

 

以上の3点です。

これらを押さえておけば転職成功に近づきます!

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ブランクのある薬剤師の位置づけとは?

「たとえブランクがあってもいい薬剤師だったら採用したい。」

 

「でも、不安のある薬剤師は採用したくない。」

 

要するに「人を見て採用しよう。」

 

これが多くの薬局が考えているブランクのある薬剤師の位置づけです。

 

 

 いい薬剤師とは 
やる気があって、ブランクをすぐに埋めることができ、戦力となる薬剤師

 

 不安のある薬剤師とは 
ブランクを自己認識せずに、ブランク期間のマイナスを埋められない薬剤師

 

 

現代調剤の特徴を前述しましたが、現場で起こっている問題そのものが薬剤師の採用評価につながっています。

 

これを知らずして転職に臨むと”不採用”となる可能性が高くなりますので、覚えておいてくださいね。

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好条件の薬局とは

「ブランクなんて全然大丈夫ですよー。」

という会社は、それだけ薬剤師がいないか現代調剤のことを正しく理解していない会社です。

 

どんな会社でも入社できればそれでいい、というのであれば構わないのですが、優良な薬局はブランクに対してもっとしっかりとした判断をしてきます。

 

そして、優良な薬局はブランクを埋めるためにしっかりとした指導者が教えてくれますが、ブランクに対して理解のない薬局は新しい薬局のルールを指導することもありません。

結果として、後々の調剤過誤・事故につながりかねません。

 

こういったことを加味すると、通常の転職の希望条件にプラスして、

入社後のフォロー体制

を好条件求人の基準に入れておきましょう。

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好条件の薬局求人を探すために

薬局ごとのブランク薬剤師のフォロー体制を自分で一つ一つ調べるということは、ほとんど不可能に近い状況です。

なので求人探しは人材紹介会社に委ねるのが一番です。

 

大手の人材紹介会社になると、大中小様々な薬局求人を持っていて、表面には見えづらい運営体制に関する情報も豊富です。

実際、「どこの薬局に指導できる薬剤師が勤務している」という情報は私自身も人材紹介会社に伝えていました。

 

ブランク復帰早々にまた転職とならないように、会社選びは慎重に行いましょう。

 

人材紹介会社は100社以上ある中から、私の取引経験とWeb上転職サイトの統計データをもとに選りすぐりの4社をおすすめします。※リンク先に会社特徴も記載されています。

 

この4社のお世話になれば、ほぼ求人を網羅できるはずです。

また、人材紹介会社の利用方法はこちらをご覧ください。

薬キャリ

  

リクナビ薬剤師

 

マイナビ薬剤師

 

マイナビ薬剤師

ファルマスタッフ

 


選考対策

ブランクをポジティブにとらえる薬剤師の画像

ブランクがあるのは仕方がありませんが、現場で働いている薬剤師に受け入れてもらえるかどうかの基準があります。

 

ブランク前のキャリアをアピールすることは大切ですが、ブランクを埋めるには「本人の努力」しかありません。

 

履歴書や面接でそのブランクを感じさせないアピールをするのが一番です。

 

私が過去面接して心動かされた経験から、ブランクの影響を最小限にする方法を記載します。

 

 

  • 履歴書の中に「ブランクは有りますが早く現在の調剤業務に慣れて、一日でも早く戦力となれるように頑張ります。」というポジティブな記載 ※過去の調剤業務と今の調剤業務が違うことを知ってますよ!というアピールを含めて
  • 「今までの経験を活かして」という言葉は使わない ※今の調剤業務が昔と違うことを分かっていないと判断される
  • 職務経歴書は出来るだけ詳しく記載する。薬局の応需科目・処方箋応需枚数・薬剤師人数・医療事務人数を経験した店舗ごとに記載する。
  • 面接では「調剤の基本は出来るが、現在の業務内容に不安がある」事を伝える。

 

以上が「ブランクがあるけど調剤のことも現在の薬局の仕組みもわかっている薬剤師」と思える薬剤師です。

 

自信をもって面接に臨んでください。自分で”出来るかどうか不安”と発言するような薬剤師は採用されませんので。

 

最後に、採用担当者の心を動かせば「待遇に関してもブランクを感じさせない条件提示になる」と思います!

頑張ってください!

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