薬剤師の高収入求人にはワケがある!

高収入求人の説明をしている女性薬剤師の画像

薬剤師求人で「高収入」「高時給」などの魅力的な言葉を良く見かけます。

 

同じ仕事をしていて、もらえる給料が良ければそんなに良いことは有りません。

 

ということは何か秘密があるということですよね。

 

給料を支払う会社は人件費を抑えなければならない中で高収入求人を出しています。高収入求人というのは通常雇用以上に待遇を良くしているのは確かです。

 

では、どのような仕組みで高収入求人が出来上がっているのかを紐解いていきましょう。

 

まずは様々な会社で高収入・高時給求人を出している背景やその理由を探って、高収入求人の仕組みを理解していきます。

- 目次 -

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1.高収入って年収いくら?

 1-1 薬剤師年収の相場

2.薬剤師の高収入求人の仕組み

 2-1 薬剤師派遣の高時給の場合

 2-2 高収入求人に適した薬剤師

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高収入って年収いくら?

そもそものお話しですが、国税庁が発表している「民間給与実態統計調査(2014)」(2016年3月時点で最新)によると、平均年収は415万円でした。

 

年収が最も高い東京都では613万円、低い沖縄県では339万円です。

 

男女別の年収では男性が514万円、女性が272万円と大きな差が開いています。

 

薬剤師はというと、”平成26年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」による企業規模別データ”によると平均年収は531万円です。

 

では、皆さんの考える高収入の年収とはいくらぐらいのことを指すのでしょうか?

 

転職サイト等を見ていると年収500万円以上を指す場合が多いようですが、中には800万だとか1000万円を希望している方もいらっしゃいます。

 

日本の平均年収から見て倍の年収を得ようという方は職場環境とか労働条件に対して、ある程度の年収相応の覚悟を持っておいた方が良いと思います。

 

一点気を付けていただきたいのが、給料や年収を比較するときに医薬品のMRは頭から外して考えてください。

 

そもそもMRで働く方に薬剤師はほとんどいません。

 

医薬品メーカー業界は日本の産業の中でも平均年収が高いことで有名ですよね。夜も休日も仕事をして、その対価で稼いでいる収入ですので比較するのは検討違いになります。

 

分かりやすく言えば、テレビ局の年収が高いのは朝から晩まで家に帰らずに仕事をしているからです。

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薬剤師年収の相場

年収ラボさんによると、調剤薬局で約400万円~650万円、ドラッグストアでは約400万円~700万円以上(店長クラス)ということになります。

 

目安として考えていただければと思いますが、これが多くの会社が支給できる給料の最大限ということになります。

 

給料の仕組みを考えると、薬剤師の年収は制度に依存して変わっていくことになります。

 

今後、薬剤師の年収相場は変化するのか?

 

については「ルールが変わらなければ給料も変わらない。」という結論ですので、皆さんは今の相場を良く知っていくことが、転職活動をする上で大切になります。

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薬剤師の高収入求人の仕組み

転職サイトにおける「高収入求人」には、年収800万円や年収1000万円などの破格の条件があります

 

しかも、引っ越し費用会社持ち・住宅支給・通勤車支給など、誰が考えても好条件の求人です。

 

こんなに条件が揃っていれば、もっと安い給料で薬剤師が見つかるのではないかという様に考えるのが普通ですよね。

 

それでも採用できないから年収を上げて採用するしかない求人なのです。

 

これは、結果的にこのような求人待遇になってしまったというケースがほとんどです。

 

では、どのような求人が高収入になるのかを挙げてみます。

  • 事業規模が小さく、薬剤師の採用力に欠けている
  • 該当のエリアにおいて、会社の評判が悪いため通常の条件では採用できない
  • 会社内の福利厚生が整備されておらず、給与や現物支給以外の魅力がない
  • 該当の店舗が過疎エリアにあり、薬剤師が住んでいない又は通勤に困難である

以上のような場合、給料を高くせざるを得ません。

 

実際に従業員0~99人の会社では、薬剤師の平均年収は610万円(平成26年厚生労働省「賃金構造基本統計調査」による企業規模別データより)です。

 

逆に1000人以上の規模だと年収516万円ですから、世の中の「大企業は給料が高い」と反している業界ということになります。

 

会社の評判や福利厚生、店舗の立地については完全なネガティブ要素です。これについては事前に担当のコンサルタントにしっかりと聞いておかなければなりません。

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薬剤師派遣の高時給の場合

派遣での勤務の場合は、少し様相が変わってきます。

調剤薬局やドラッグストアを運営している会社が派遣薬剤師を必要とするのは、

  1. 休職者の一時的な補充
  2. シーズン繁忙による一時的な補充
  3. 慢性的な欠員による長期補充

という場合です。特に派遣期間が明確に定められている場合、社員やパートを新規採用するのは逆に費用対効果が低下します。

 

社員やパートで雇用してしまうと、のちに薬剤師が充足された時に余剰になった薬剤師分の人件費が非常にかさんでくるからです。

 

それであれば派遣で一時的に多くの時給を支払っても、最終的にはこちらの方が経費が抑えられるという仕組みになっています。

 

ですので、「来てくれるのだったらいくらでも払います!」というような会社が出てくるというわけです。

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高収入求人に適した薬剤師

最後に、どのような薬剤師求職者が高収入求人に適しているのかを現場目線でアドバイスをさせていただきます。

  1. 給料以外の待遇や職場環境にこだわらず全国どこでも働ける薬剤師
  2. 短期的なキャリア形成を考えていて、将来のことはまだ決まっていない薬剤師
  3. 指示命令を待たずに、主体的な行動をするのが苦にならない薬剤師(一人薬剤師の場合が多いため)

たったの3つですが、かなり重い条件になってしまいました(笑)要するに、安定ということを少しでも考えているのであれば、高収入求人には目を向けないほうが良いということですね。

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